「めんどくさい」と感じるようになると認知症のサインかも!

こんにちは。
睡眠健康指導士の川瀬ひとみです
先日、睡眠・認知症予防シンポジウムに参加しました
私が資格を取得した「睡眠教育機構」からいただいたご案内で、参加したシンポジウムです

年に数回、開催されているようで、なかなか面白い・気になることが学べる講座です

睡眠教育機構 理事長の宮崎総一郎先生・中部大学が主となって開催されています
宮崎総一郎先生の情報はコチラから

オンラインでの開催とのことで、気軽に参加してみたものの参加してビックリ!

驚くくらい、医療系の方が多く・・・「ちょっと場違いか?アタシ」と冷や汗ものでした

やはり難しかったですが、興味深い内容でしたので(覚えている範囲で)ちょっと書いてみたいと思います。

 

脳のお話

お茶の水女子大学 基幹研究院自然科学系助教 毛内拡先生のお話しでした。

脳をこよなく愛すると自己紹介されていた通り
「本当にお好きなんだろうなぁ」「脳LOVE♡」というのが、先生の言葉や資料から良~く伝わりました。

そんな先生の趣味は、なんと、道に迷うこと!

なかなかレアな趣味だと思いません?これも脳が好きだからゆえの趣味ですよね。

超方向音痴な私もよ~く道に迷いますが、趣味といえる余裕は全くない。
先生凄いなぁ~

毛内先生の情報はコチラから

「いくつになっても変われる」「脳はニューロンだけではない」という言葉から講座はスタートしました。

いくつになっても変われる!なんて、何だか嬉しい♬と思ったのは私だけでしょうか。

そして、脳=ニューロンというイメージだった私には「へぇ~」という感じ。

よく「脳のしわが多いと賢い」なんていいますが
「新聞紙1枚分くらいの表面積があるものを、頭蓋骨の中に収めるんだからしわが寄るのは当たり前。賢さとは関係ない」とのことですよ。

そして、頭が良い=とても密(ぎしっり詰まってる感じ)な脳をしているというイメージを持ってしまいませんか?

でも、どうやら違うようです。

では「頭が良い」ってどういうことなの?というと、

2018年にドイツの研究者らが報告した最近の研究結果では、いわゆるIQが高い人ほど脳の体積が大きいにもかかわらず、脳の配線がシンプルになっている可能性が示唆されました。つまり、頭が良い人ほど脳に無駄な接続が少なく、より効率的に脳を働かせているという解釈が成り立ちます。
引用:最近の脳研究が明かす「頭がいい人、悪い人」は何が違うのか 毛内拡 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/79379

ということだそうです。なんだか意外でした。
この話を聞いて、例えば部屋が散らかっていたら、モノを探すのに時間がかかったり大変だけど
きちんと整理整頓されていたら、サッと見つかる。っていうのと似てる?なんてイメージしてました。
違うのかな(笑)

頭の良さはグリア細胞が決めているかもしれない・・・とのことです。
かの天才で有名なアインシュタインは、このグリア細胞が一般の人より多かったとか。

巷でよく言う「頑固おやじ」

年々私も「頭が固いなぁ」と思う時が増えてきたように感じます
この頭の固さも私たちの行動一つで変えていけるようです

歳を重ねていくと、生活や仕事もパターン化してきて、なかなか新たな刺激を得られにくくなってきています。

実は適度に緊張感のある状況に身を置くことで脳は活性化するのだとか。

だから、先生は「道に迷うことが趣味なのか~」と納得。

ここから先は、是非先生の本を読んでみてください。
人間の体って本当に神秘的で、うまくできてるなぁ~と改めて思いました。
そして、いろんなことが解明されている現代の研究も本当にすごい。

 

認知症予防・認知症グレーゾーン

お次は、メモリークリニックお茶の水院長 朝田隆先生
朝田先生の情報はコチラ 

この先だんだんと気になる「認知症」のお話しでした
認知症や認知症予備軍の人口がどんどん増えていく日本

2015年1月厚生労働省により、2025年の認知症患者は、現状の約1.5倍となる700万人を超えるとの推計が発表されました。これにMCI患者数を加えると、約1,300万人となり、65歳以上の3人に1人が認知症患者とその予備群といえることになりそうです。 引用:認知症ネット「認知症とは?」https://info.ninchisho.net/mci/k10

現在はというと、認知症患者とMCI患者数を合わせると約1150万人になるそうです。
認知症グレーゾーンの方も多いのだとか
「めんどくさい」と感じるようになると、ちょっと気をつけたほうが良いらしいですよ~
(やば、普段から結構「めんどくさ~」って、私思ってるやん!)

私本人もですが親も含め、できるだけ人生の最後まで元気に生きていけたらと思います。
その為には、土台となる健康がやはり大切ですよね。

認知機能を高めるために、運動習慣を持つことや
料理をすることなんかも良いそうです。
ちなみに運動も、ある程度強度のある有酸素運動(ウォーキングなど)がおすすめだとか。


あとは、眠ることですね~。
先生曰く、「7時間くらい寝ることと、昼寝は30分以内にしましょう」とおっしゃっていました。

睡眠健康指導士として・健康運動指導士として伝えたいこと

今回学んで思ったことは、やはり「運動・睡眠」が大切だということ。

それをどのように皆さんに伝えていこうかと考えました。

両先生のお話し以外にも、宮崎総一郎先生の「地域での認知症予防のための睡眠指導」というお話しも聞きました。

そこでは、シニアの方で仕事をリタイアすると時間がある分、日中の居眠りが多くなり夜眠れないという不規則な状態に繋がってしまう場合があると。

実際に家庭菜園等をするようになってから、日中の居眠りが減り規則正しい睡眠をとることが出来るように
なったという方もいらっしゃるようです。

 

やはり、規則正しい生活がポイントとなりますよね。
朝起きて光を浴びる・体を動かすということが、眠るの質を高めることに繋がるわけです。

そして、毛利拡先生のお話ししてくださった
脳の活性化のためにも、適度な緊張感のある状況を日常生活の中でも取り入れることとしては、

「普段しないこと」をしてみるということですよね。
ワクワクするようなことをしてみる・・・これって大事かもしれません!

私にとっては「ピアノを習い始めた」ことがそれにあたるのかも。

指導の現場では、ヨガだと「いつもと違うポーズを取り入れる」ことやいつもと違うテイストのBGMを流してレッスンをする。

というのも五感に刺激が入って良いかもと思いました。

(まぁ、本当は野外ヨガとかができたら一番いいですけどね)

朝田先生から学んだ認知症についても、介護予防教室などでお伝え出来そうです。
運動をするときも、可能ならば「ちょっとだけ頑張る時間」を作ってみても良いのかもしれませんね。

 

まとめ

今回のシンポジウムで学んだことをまとめてみました。
①日常生活に「いつもと違うこと」をちょっと取り入れて脳の活性化
②「めんどくさい」と感じるようになったら、気をつけること
③運動(ウォーキングとか)をする時には、軽く息が弾むくらいの運動の強さも必要

興味深いことをたくさん聞けるので、次回のシンポジウムにも参加したいなと思っています。

その際には、また皆さんにご報告しますね。

 

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